100均グッズでDIY
前回の投稿で、ちょっとした工夫で商品の印象を操作できることを書きましたが、さらに写真をグレードアップさせたい場合は、背景を少し工夫すれば写真はもっと良くなります。
いや、むしろインスタグラムがここまで大きくなってからは、「背景こそすべて」みたいな流れすらあります。
インスタ映えのために旅行しちゃう気持ちは私には全く理解できませんが、私が写真において背景が重要だと考えるのは「背景がストーリーを生む」からです。
ストーリーの重要性については、セミナーの度に口を酸っぱくして言っていますが、その重要性は、過去に弊社が運営するスタジオのブログで書いていますのでそちらを参照ください。
例えば、前回撮影したトマトを、
「畑の横に木製のテーブルがあって、収穫したトマトをそこに置いて撮影しました」ということにしてみます。
こんな感じです。
前回の写真に比べて少し雰囲気出ましたよね。
けど実は、この下地はDAISOさんで買ってきたこの「リメイクシート」という商品です(もちろん税込108円)。
このリメイクシートを、同じくDAISOさんで買ってきたボードに、
ビーっとやって、
貼って、はみ出た分をカットすれば、
白いペンキを塗った、木製の板、風(ふう)、のボードの出来上がり。
これにトマトを乗せて撮れば、前回とまったく同じ撮影法でも、
この通り。
投資金は216円(税込)です。
(リメイクシートは全部使わなかったので実際の原価はもっと安い)
ちょっとの投資と手間で写真が良くなるなら、皆さんもこれくらいはやってもいいかもしれませんね。
さらにひと手間
さらにAISASのAとIを強調するなら(※参照記事)、もうひと工夫してもいいかもしれません。
トマトの新鮮さを強調するなら水しぶきとか入れるのはどうでしょう。
というわけで、これもDAISOで買ってきたジョウロに水を入れて、
ジャーっと水を流せば、ほれこの通り。
投資金は324円(税込)。
元の素材がこれだったことを思えば、差は歴然ですよね。
ただ、前回、面光源の良さを書きましたが、水しぶきが入るのならば、点光源の硬い光の方が良いかもしれませんね。
点光源で撮るとこんな感じ。
ここまでやれば注意(A)を引く可能性が少し上がったのではないでしょうか?
繰り返しますが、この写真のために払ったコストは、
①3,199円の中華ストロボ
②DAISOで324円(税込)
③中国製の送受信機3,400円。
こんなものですから。
実際の撮影の模様
別に水しぶきを入れたからといって、特に今までと撮り方を変えたわけではないので載せる意味はないと思いますが、上記の写真の撮影がどのように行われたか、説明写真を載せるとこんな感じです。
ボケて根腐れするまで水やりを続ける老人みたいなのが写っていますが(私です)、気にしないでください。
こんな醜態を晒してまで言いたいのは「ほんと、こんなちょっとした工夫でクリック率を上げることができるんですよ」ということです。
参考になれば幸いです。
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