【祝】初書籍
2023年1月20日に私の初書籍『売上がグンとアップする写真の全ノウハウ』が玄光社様から発売されました。
事業の「箸(はし)」とは
こうして初書籍が発売された今、「多くの人に読んでほしい」というのが率直な気持ちです。
中小企業の事業者様、中小企業診断士、カメラマンなど、すべての方に「読んで良かった」と思ってもらえる情報を書き尽くした自負はあります。
以前、熊本でセミナーをやらせていただいた時、「お客様が料理写真を『自分ごと』として感じるかどうかは『箸(はし)』を置くかどうかで決まります。皆さんもご自身の事業の『箸』とは何かをぜひ考えていただければと思います」というお話しをさせていただきました。
セミナー終了後、参加者で写真館を経営しているご年配の男性が質問に来てくれました。
「ストーリーを作る必要性も、事業における『箸』を模索する必要性もわかりました。そこで、私も考えたのですが、うちの写真館における『箸』とは、写真を入れる額(がく)のようなものでしょうか?」とおっしゃいました。
私自身、全業種の『箸』を即答することはできません。しかし、同業の方でしたので「写真館にとっての箸は額(がく)ではないと思います」と、その理由をひとつひとつ説明していきました。
しばらく立ち話をしていたら「ようやくわかってきました。それでいうと、先日私はピアノ発表会に行ったのです。そうしたら、現場に着くまで知らなかったのですが、その発表会は障がい者の方のピアノ発表会でした。その演奏自体は決して上手とは言えなかったのですが、本当に心を打つ演奏で、私は撮影しながら涙が出てきましたよ」と私の前で涙を流されたのです。
「私なら、そうやって泣いてくれる方に家族写真をお願いしたいな、と思います。それが『箸』ではないですか?」と答えました。
その日の夜、ホテルの大浴場で「みんな、伝え方がわからないだけなんだ…」とつぶやいて、お風呂に入りながら泣きました。
皆さん本当にいいものを持っている。持っているのに伝え方がわからない。
本当にもったいないし、その魅力が表に出てきたら、日本の中小企業はもっと元気になる。
あの時の悔しい気持ちをすべて書籍にぶつけましたし、この本がすべての「もったいない」を解決するマスターピースになると信じています。
皆様、何卒よろしくお願いいたします!!
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